2017-11

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“非鉄道会社化”する鉄道会社?

Business Journal で次のような記事があった。
「本業が稼げない…“非鉄道会社化”する鉄道会社?家事代行、健康相談等で生き残り模索」
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10588.html

曰く、

○それまで、“上客”とされてきた通勤客は、団塊の世代が一斉退職したことで減少し、通学客も少子化の影響で増える見込みはない。減少した売り上げをカバーするべく、鉄道会社は鉄道事業以外でも収入を増やそうと模索している。

○2014年度の売上高は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が2兆7500億円、西日本旅客鉄道(JR西日本)は1兆3500億円だが、そのうち非鉄道事業は東日本が8400億円、西日本が7900億円を占めている。

○京王を例にとると、新宿に百貨店、西新宿に京王プラザホテル、沿線に京王ストアのチェーン。

○高度経済成長期に造成された多摩ニュータウン、近年は団塊の世代の退職、高齢化(高齢化率40%)により、旅客人員が激減。このままいけば、需要減→便数の削減→人口減のマイナススパイラルにおちいる。

○京王は、07年に「京王ほっとネットワーク」事業をスタートしている。同事業は、高齢者の生活サポートが目的で、系列の京王ストアで製造・販売している弁当を自宅まで配達するサービスがメインだ。同年には、浴室やキッチンのリニューアルや外壁塗装といったリフォーム業を手がける「住まいのサポートサービス」も開始した。

○さらに、08年に家事代行サービス、09年に買い物代行サービス、10年にはホームセキュリティサービス、と年を追うごとに拡大している。

○さらに、沿線価値創造部を発足させ、経産省とタッグを組み、13年から移動販売車による買い物支援を始めており、

○さらに今年から同事業を深化させた施策を始めた。『暮らしの保健室』と銘打って試験的に始めた健康相談事業は、多摩市と連携した事業で、移動販売車に保健師が同乗し、買い物に来た高齢者などの健康チェックを行っている。

○6月から始めた空き家巡回サービスは、所有者に代わって空き家を定期的に巡回するサービス。この事業は、沿線の価値や魅力を維持するとともに、活気のある沿線づくりを目指したもの。


コメント
・鉄道のまちづくりに対する影響は大きいということ。
・関東では、関西に比べてポテンシャルが大きいのではないか。
・関西、たとえば、京阪樟葉では、駅前は、タワーマンションを建て、モール街をリニューアルし、利便性は向上、賑わっているが、駅からバスで20分ぐらい行ったところ(たとえば男山)は、スーパーマーケットも少なく、利便性に欠き、土地の価格も下落している。鉄道と自治体が協力して利便性向上、活性化を図る必要があるのではないか。
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松井知事、南海に泉北高速と地下鉄御堂筋線との相互総合乗り入れの検討を要請

6月13日付けのYOMIURI ONLINE によると、

 泉北高速鉄道を運営する第3セクター「府都市開発」(OTK、和泉市)の株式を750億円で取得する南海電気鉄道(大阪市)の山中諄まこと会長は12日、府庁を訪れ、松井知事と泉北高速と大阪市営地下鉄御堂筋線の相互乗り入れなどについて意見を交わした。
 松井知事が、中百舌鳥駅での相互乗り入れを本格的に検討するよう要請したのに対し、山中会長は「レール幅、(線路の)高低差など難しい問題がある。長期的な問題として取り組まなければならない」と述べた。
 相互乗り入れが実現すれば、和泉中央駅(和泉市)―千里中央駅(豊中市)間が直通運転される。しかし、レール幅は泉北高速が1067ミリ、御堂筋線が1435ミリと異なり、中百舌鳥駅での高低差も課題だ。
 府、大阪市交通局、南海の3者は相互乗り入れについて今春から担当者による協議を進めている。


(コメント)
南海高野線と中百舌鳥で乗り継ぐ場合、地下鉄に乗り継ぐ場合と運賃を比較すると、80円割引を考えても、和泉中央~本町、和泉中央~梅田、和泉中央~谷四の場合で、地下鉄の方が安くなる。利用者の利便性を考えると、地下鉄の相互乗り入れを行うのがいいと思う。
軌間の違い、第三軌条などについては、難しいが対応可能。
「長期的な課題」といっても、南海高野線の乗客増だけでなく、交通体系全体を考えて、検討することが必要と思う。(tk)

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 NPO法人地域デザイン研究会は、まちづくりに関係する公共団体・コンサルタント・建設・鉄道・企画・広告・銀行・エネルギー等、多くの分野に携わる者が、都市・地域づくりに貢献するため設立したものです。そして、これまで20年間(法人設立は2000年)、研究を積み重ね、その成果を社会に発信してきています。
 今回、その中の公共交通分科会において、「交通ご意見番」を開設しました。日常生活において、大変重要な「交通」ついて、現状からの問題点など、ご意見をお寄せいただければ幸いです。ご意見をメールでお寄せいただくことも出来ます。
koutsugoikenban@npo-rdi.com

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