大阪府都市開発、米系投資ファンド・ローンスターが、優先交渉権
泉北高速鉄道などを運営する大阪府の第三セクター「大阪府都市開発」(OTK、大阪府和泉市)の売却先公募で、府が米投資ファンドのローンスターに優先交渉権を与えていたことが13日、関係者の話で分かった。応募価格は約781億円。事業の公共性の高さに配慮し、府は事業継続の意思などを最終確認して売却を最終判断する。順調にいけば、今月下旬に仮契約を結び、12月の府議会に諮る。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC1303F_T11C13A1AC8000/
何とも残念な結果である。5年間は譲渡禁止ということだが、あとはやりたい放題。非効率で赤字ならともかく、全体で黒字であり、泉北鉄道は泉北ニュータウンの動脈になっている。また、流通システムは、1960年代に時代を先取りして拠点を設けたもの。
やはり、公共性の高い鉄道は、都市の基本装置であるから、完全に役所が仕切るのでなくても、公共政策が関与する必要があると思う。日本・在阪の事業者なら、地域のことを考え、地域とも協調しながら運営されてきた。(tk)